貞享5年(1688年)、薩摩藩の江戸城御普請材を積み込んで出帆した宰領河越久兵衛、河越太兵衛、成田小左衛門の3人は、13人の水主を指揮して遠州灘を航海中、暴風雨に遭い、船頭権三郎は荷物を捨てるよう進言しました。13人の乗組員を助けるために死を覚悟した宰領の3人は材木を捨てさせ、無事嵐を抜けます。下田沖に着くと乗組員13人が無事佐土原に帰れるよう取りはからって欲しいという嘆願書をしたため、3人の宰領は割腹して果てました。これを見た船頭権三郎以下13人もこれに殉じて果てました。藩のため部下のため殉じた3人の宰領と、その義侠心を見てこれに殉じた13人の水主は、徳ヶ渕地区に十六烈士の墓として祀られています。
所在地 | 宮崎県宮崎市佐土原町下田島徳ケ渕霊園 |
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交通 | JR佐土原駅から車で約10分 宮交シティから高鍋行きバス、徳ケ渕下車、徒歩10分 |
駐車場 | なし ※入口に段差あり |
トイレ | なし |